株式会社ジェーエフピー
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要求記述ツール「SLP」

構文化手法

SLPは文記述の構文を意味します。“Syntax from a Logical Point of view” の略です。論理的視点を強くした構文です。ここで構文とは、文を主語 (や目的語) と述語からなる最小単位 (単位文) とするなどの規則を指します。


組込みソフトウェアの大規模化・複雑化による問題点
●要求仕様書も大規模となり、
→書き手が要求仕様の用語を統一的に記述することが困難になった
→その結果、記述された仕様の意味が読み手に誤解される恐れが大きくなった
●要求仕様書も複雑さを増し、
→書き手が要求仕様の意味内容(機能)の関係を明確に記述することが困難になった
→その結果、記述された機能間の関係を読み手に誤解される恐れが大きくなった
《これらの結果》
→開発されたシステムが重大な事故につながるリスクが大きく成った
→リスク低減のためのテストが膨大になった
→万が一、市場で問題が発生しても適切な文書がないので十分な説明ができない
→国際的な信用の低下、国際競争力の低下
《開発時の現象》
・手戻りが多発
・組込み特有の反復開発に支障(無用な反復となっている)
→これらの結果、品質管理、納期管理がしばしば困難となっている
SLP導入による効果
●SLPは要求仕様書の文を、最小の文(単位文:主語+述語)で記述させるので、
→書き手は用語の選択に注意せざるを得ない。SLPは用語を定義する機能も持つ
→その結果、仕様の意味を読み手に誤解される危険が少なくなった
●SLPは単位文を論理関係で明確に関係づける構文を持つ
→書き手は構文に従うだけなので、文の関係、すなわち要求内容の関係を明示できる
→その結果、仕様の機能の関係を読み手に誤解される危険が少なくなった
《これらの結果》
→重大なシステム事故が発生するリスクが低減される
→合理的な数と質のテストの設定ができる。要求仕様に書かれた以上の組合せは不合理と判断できる
→市場問題には信頼にたる要求仕様文書を基本に対応する
→国際的な信頼性の向上、国際競争力の向上
《その他の特長》
・SLPは習得が容易である。誰にもわかりやすく、特別に数理論理学的な訓練をする、などは不要
→誰もがツールを容易に使えるので合意形成をはかりやすい
→手戻りが減り、反復開発が着実に前進する

SLPで要求仕様を記述することで、要求から設計までの要求のトレーサビリティが保証され、V字の右工程のテストチェック表等の2度書きが無くなり、開発プロセスの効率と正確性を向上させます。

SLP導入のメリット


[SLP画面サンプル]

SLP画面サンプル

 


SLPの位置付け

SLPは仕様記述のモデル規範型に分類されます。要求定義フェーズにおいて、まだはっきりしない「WHAT」(ぼんやり 「WHAT」)を、明確で整理された「WHAT」(はっきり「WHAT」)に変換し、設計・実装フェーズに必要な「HOW」につなげます。

 

SLPの説明資料

SLPの応用

「要求仕様書から状態遷移表を直接手作業で作成しているため、人為的ミスが発生している」
この原因はなんでしょうか。

Event-Bは要求仕様書の内容を数理論的に証明します。そこで当社はSLPにEvent-Bの内容無矛盾性のための推論機能と、その検査機能を追加することを検討しております。

練習問題

4つの課題でSLP文章を作成してみましょう。

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