
3Dスキャナとは、対象物にレーザーを照射し、反射するまでの時間と受光強度を元に、対象物を3次元点座標の集合体(点群)として、デジタルデータ化するツールです。測定点数は1回のスキャンにつき、100万点以上もの座標値を取得することが出来ます。
取得された点群を3次元モデル(ポリゴン)化することでデータを有効活用することができます。


3Dスキャナを使用して取得された点群データをポリゴン化することにより、あらゆる分野への対応が出来ます。
また、測定された3次元点群をポリゴン化せず、測定された点群を直接可視化する技術を現在開発しております。これは、測定された数百万もの点群を、仮想3次元空間上に効率よく配置することで、可視化を可能とするものです。
この場合、測定データの加工が大幅に削減できますので、迅速な対応が可能となります。

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対象物を実際に計測しているため、現存の寸法をそのままデータ化します。そのため、既存の写真などの2次元画像を元にモデリングを行う方法に比べ、信頼度の高い3Dモデルの制作が可能となります。
また、非接触測定である為、対象物を破損させることなく計測を行うことができます。これにより、老朽化の進んだ歴史遺産などの復元の為の図面作成等の利用もできます。


3Dスキャナの測定距離は最大300m且つ測定精度は±2.5cmと、高精度、広範囲を備えているため、火山や、土砂災害の危険性のある崖など、立ち入ることの難しい危険区域にも離れて計測が可能です。


1スキャンにかかる時間は最速モードでは約20秒程度、最広角(333度)高濃密測定でも約16分で終了。
測定作業は半日から3日程度。データ加工処理に1〜7日間程度。実計測開始からデータ作成終了まで最大10日程度で完了することが出来ます。

近赤外線を使用したレーザースキャナであるため、レーザーが反射する対象物であれば、どのような形状でも測定が可能です。また、光を必要としない為、洞窟内などの暗部でも計測することができます。

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